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在宅ワークを志したきっかけになったこと

在宅ワーク

当サイトにおいでいただき、誠にありがとうございます。
管理人のまあむです。

これまでにも何度か触れてきたとは思いますが、気候の変化に身体が付いていけずボーっとしてた時にふと思い出したことがありまして。

在宅ワークを始めたのは東日本大震災で被災して生活が一変してしまったのがきっかけではあったのですが、在宅ワークを志したきっかけには触れたことがなかったかもしれないということで記憶をたどりながらではありますが書いてみることにしました。

まあむが在宅ワークを志したのは税務署でのアルバイトがきっかけでした。

2月中旬から3月中旬にかけて行われる確定申告のための臨時雇用でしたので、基本的にはお茶くみと雑用が主なお仕事だったのですが、H子さんという役職が付いた職員さんに目をかけていただき、コンピュータ系の専門学校を出てるということで、H子さんから職員さん用のIDとパスを教えてもらい、毎朝コンピュータ端末から東京(国税庁)のホストコンピュータにログインして前日の入力データリストを出力する役目を任されていました。

当時はまだパソコンが一般家庭に浸透し始めたばかりだったのと、東京へのあこがれが最高潮の時期でもありましたので、こんな田舎と東京が専用回線なるもので繋がっているというだけでワクワクしながら毎朝リスト出力していたのを覚えています。

確定申告で提出された申告書の内容をコンピュータ端末に打ち込むので業務時間中は専用回線でホストコンピュータに繋がれっぱなしの状態だったのですが、時折、終業時間まで間があるにもかかわらず回線が切断(いわゆるサバ落ち)されることがあり、内心「なんで?」って思いながらも職員さんに聞いたところで満足な回答は得られない気がしてやり過ごしていました。

確定申告期間中の臨時雇用ということもあり、アルバイトは2ヶ月で終了したのですが、次の就業先を探していたところに税務署でお世話になったおじさんの職員さんから電話がありまして、知り合いの会計事務所で事務員を募集してるので行ってみたらどうかというお話をいただいたんです。

その職員さんは異動願いを出していたようで、転勤で田舎に戻るということでしたので、直接お礼できなかったのは残念でしたが、偶然にも紹介していただいた会計事務所に同じ高校の先輩がいらっしゃったことが功を奏して採用の運びとなり、3ヶ月の試用期間を経て正規採用にはなりましたけど、まあむと入れ替わるように先輩が辞めてしまいましたし、簿記の知識が皆無に等しかったこともあってなかなかハードではありましたけど、メインのお仕事はお客様から提出された領収書等をもとに起こした伝票をコンピュータに入力して帳簿を出力することでしたので、わからないながらも何とかやってたような気がします。

会計事務所ではパッケージソフト(恐らく会計事務所用に作られたもの)というのを使用していたのですが、伝票入力しているうちにパッケージソフトの中身が気になりだしたものの、自らプログラムを作るという発想には至らず、まだキーパンチャという職種が存在した時代でもありましたので、キーパンチャとしてなら東京に出られるかもという安易な発想から就活を始めたのが東京進出の発端でした。

結局のところ、キーパンチャでは給料が安すぎて食べていけないからということで、プログラマに方向転換することになったのですが、バブル景気の真っただ中にあったとはいえ、ぶっちゃけ高卒の給料では家賃を払うのが精いっぱいでしたね。

なので終電間際までの残業は当たり前、土曜日の休日出勤さえもお約束になってましたけど、田舎と違って東京は独り暮らしという共通点があるだけで受け入れてもらえるのでまあむには向いていたように思います。

その後に携わったお仕事の作業場所で、おうちに持ち帰ってお仕事をしていると思しきふたりのお母さんがいることを知って(別の会社所属で接点はありませんでしたが)、そんなこともできるんだっていう衝撃を受けたのですが、それがとてもうらやましくて頭の片隅から離れることがないほどではありましたけど、裏を返せば本来は作業場所で行うべきお仕事を持ち帰るのが許されるほど優秀で手放したくない人材だったということですよね。

残念ながらまあむにそのような才覚が備わっていないことはまあむ自身がわかっていたので、東京の会社を辞める決意をした際も遠隔でお仕事させてほしいとは言えませんでしたが。。。

あの頃すでにインターネットが普及して常時接続も当たり前になっていたら、違っていたのかもしれないですが、時代の変化もあってまあむが身に着けたスキルだけでは長くは続かなかったであろうことが容易に想像できるので、高望みしなくて正解だったということかもしれません。

しかしながら、30年前に思い描いていたことが昨年から続くコロナ禍によって「在宅ワーク」として推奨されるようになるとは夢にも思いませんでしたが、だからこそ今はオンライン講習で在宅ワークを望むひとの手助けがしたいと思っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
では、また。

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