2025年8月30日の「人生の楽園」は、釣り好きが高じて漁師となった中島睦美さん(55歳)が自ら水揚げした新鮮な魚が並ぶ石川県小松市・安宅漁港に毎週土曜日だけ開く小さな直売所をご紹介します。本記事では、睦美さんの人生の転機と直売所に込められた想いに加え、営業情報、人気商品、アクセス方法を詳細にご紹介します。
釣り好きから漁師へーー中島睦美さんの人生と転機
中島睦美さんは高知県出身。幼い頃から釣りが大好きで、海とともに過ごす時間が何よりの楽しみでした。社会人になってからは病院食の調理師として働き、調理師免許も取得。食に関する知識と技術を磨きながら、真面目に仕事に取り組んでいました。
しかし、結婚と離婚を経験し、人生に迷いを感じた睦美さんは「新しい環境で人生をやり直したい」と考えるようになります。静かで自然豊かな場所を求めて辿り着いたのが、石川県小松市。山と海に囲まれたこの地で、彼女は新たな一歩を踏み出しました。
移住後は調理師としての経験を活かした仕事や塗装業などに従事しながら地域に馴染み、小松市出身の豪さんと再婚。穏やかな日々が続いていましたが、2017年に甲状腺がんが発覚。全摘出手術を受けることになりました。
病を乗り越え「好きなこと」で生きる決意
手術は成功し、睦美さんは再び元気を取り戻します。病気を通して「本当に好きなことをして生きたい」と強く思うようになり、釣りへの情熱が再燃。パート勤務の傍ら釣りを楽しむ日々が始まり、安宅漁港で遊漁船の仕事を手伝うようになります。
そこで出会ったのは、市場に出回らないにもかかわらず、驚くほど新鮮で美味しい魚たち。「この魚をもっと多くの人に届けたい」と強く感じた睦美さんは、漁師・中村一馬さんとともに直売所の開設を決意します。
安宅漁港 港の直売所の誕生と漁師としての独立

2024年、「安宅漁港 港の直売所」が誕生。漁港から直接消費者へ届けるスタイルは地元の人々に好評を博し、開店前から行列ができるほどの人気店に成長します。
しかし開設後まもなく、中村さんが病気を患い漁に出られなくなってしまいます。睦美さんは彼の漁船「かずや丸」を一人で操縦することを決意し、漁師として本格的に独り立ち。自ら水揚げした魚を調理し、直売所で販売するという一連の流れを一人で担うようになりました。
刺身やフライ、地元で獲れる貝の煮つけなど、調理師としての腕前も活かされた商品はどれも評判が高く、地域の人々との交流も温かく広がっています。
安宅漁港 港の直売所|営業情報と人気商品
- 営業日:毎週土曜日
- 営業時間:午前11時~売り切れ次第終了
電話番号:0761-21-6732 - 主な商品:刺身、魚のフライ、貝の煮つけなど
- 特徴:睦美さんが自ら漁で獲った魚を販売。市場に出回らない新鮮な魚が手に入る
公式SNS
アクセス方法
- 所在地:石川県小松市安宅町20番地1
- 駐車場:あり(無料)
- 最寄り駅:JR小松駅から車で約15分
- バス:小松バス「安宅」停留所から徒歩5分
まとめ|海と人をつなぐ直売所から広がる温かな輪
中島睦美さんが人生の再スタートとして選んだ漁師という道。そこには、病を乗り越えた強さと、海への愛、そして人々に美味しい魚を届けたいという純粋な想いが詰まっています。
「安宅漁港 港の直売所」は、ただの魚の販売所ではなく、地域の人々との交流の場であり、睦美さんの生き方そのもの。石川県小松市を訪れた際は、ぜひこの直売所に足を運び、海の恵みと人の温もりを味わってみてください。
※アイキャッチ画像出典:公式 X(旧Twitter)


