2026年4月18日放送の「人生の楽園」は、ホテルチェーンを早期退職し、四国へ移住した北野直人さん(64歳)と多紀代さん(67歳)夫婦が運営する『民宿 まるたや』をご紹介します。本記事では、全国から訪れるお遍路さんに寄り添い、地域に溶け込みながら営む❝夫婦宿❞の日常と合わせて店舗情報、アクセス情報についても詳しくご紹介します。
ホテル支配人として全国を転勤ーー「落ち着いて暮らしたい」夫婦の決断
直人さんは大阪府、多紀代さんは京都府の出身。
20年前、2人が出会ったのはホテルチェーンで働いていた時のことでした。
結婚後はともに支配人として全国を転勤しながら働き続け、忙しくも充実した日々を送っていました。
しかし、2年に1度の転勤が続く中で、
「どこかに腰を据えて、のんびり暮らしたい」
という思いが芽生えます。
そして多紀代さん56歳、直人さん58歳のとき、思い切って早期退職を決断。
鳥取を起点に瀬戸内エリアを巡り、最初の移住先として選んだのは香川県でした。
四国で出会った❝お遍路さん❞ーー巡礼の魅力に心を動かされて
香川県で暮らし始めた2人が驚いたのは、四国を歩くお遍路さんの多さ。
興味を持った2人は、旅行を兼ねて車で四国八十八ヶ所を巡ることにしました。
そこで出会ったのは、
・全国から訪れる巡礼者
・人生の節目に歩き始めた人
・祈りを胸に歩く人
さまざまな思いを抱えたお遍路さんたち。
交流を重ねるうちに、
「お遍路さんに寄り添いたい」
「巡礼の旅を支える場所を作りたい」
という思いが強くなっていきました。
ホテル勤務で培った❝おもてなしの心❞を、今度は巡礼者のために生かしたいーー。
2人は宿を開くことを決意します。
宿を開くための再移住ーー高知県東洋町で見つけた「まるたや」

しかし、香川県の自宅はお遍路道から外れており、宿を開くには不向きでした。
そこで新たに物件探しを開始。
そして出会ったのが、高知県東洋町にある、10年前まで旅館として使われていた建物。
お遍路道の難所区間のほぼ中間に位置し、歩き遍路にとってはまさに❝オアシス❞となる場所でした。
こうして夫婦は二度目の移住を決断。
2025年3月、『民宿 まるたや』を開業しました。
屋号は前オーナーの希望で、旅館時代の名前をそのまま受け継いでいます。
23番札所~24番札所の難所区間に佇む❝お遍路宿❞の役割

東洋町は、
23番札所・薬王寺(徳島県美浜町)と
24番札所・最御崎寺(高知県室戸市)
の間、約75kmの長距離区間のほぼ中間地点。
歩き遍路にとっては体力的にも精神的にも厳しい道のりで、
休息できる宿の存在は非常に貴重です。
『民宿 まるたや』は、
・温かい食事
・清潔な部屋
・夫婦の優しい声かけ
・旅の話を共有できる空間
これらが揃った❝心のよりどころ❞として、多くのお遍路さんに喜ばれています。
地域に支えられ、巡礼者に寄り添うーー夫婦宿のあたたかな日常
宿の再開を喜んだのは、お遍路さんだけではありません。
地域の住民も「宿が戻ってきた」と歓迎し、野菜を分けてくれたり、地元の情報を教えてくれたりと、夫婦を温かく支えています。
直人さんと多紀代さんは、
「ここで暮らす人たちと一緒に、東洋町を盛り上げたい」
と話します。
お遍路さんとの一期一会の出会い、地域とのつながりーー。
夫婦の第二の人生は、四国の地で静かに、しかし確かな温かさを持って進んでいます。
店舗情報
- 宿名:民宿 まるたや
- 住所:高知県安芸郡東洋町野根丙1774
- 電話:088-723-9665
- チェックイン:15~20時
- チェックアウト:6~10時
- 玄関消灯:21時、夕食:17~21時、朝食:6~9時、風呂:16~21時
- Wi-Fi:有り
- 空室状況:marutaya_minshuku
- 公式サイト:marutaya_minshuku
- 公式Instagram:marutaya_minshuku
アクセス情報
最寄り駅:阿佐海岸鉄道「甲浦駅」
道順:野根バス停より徒歩3分
駐車場:7台
まとめ
ホテル支配人として全国を転勤してきた北野さん夫婦が選んだ、四国での第二の人生。
『民宿 まるたや』は、ただ泊まるだけの宿ではなく、
❝巡礼の旅を続ける人の心と体をそっと支える場所❞
として、多くのお遍路さんに寄り添っています。
地域に根ざし、人と人がつながる温かな宿。
東洋町の静かな風景の中で、夫婦の新しい物語はこれからも続いていきます。

