2026年5月2日放送の「人生の楽園」は、大阪府箕面市の静かな里山に、週末だけ開く完全予約制の農家レストランが舞台です。店名は「農家の台所 みのすけ」。築120年の古民家を改装した温かな空間で、自家栽培の野菜と炊き立て土鍋ご飯を味わえると評判です。店を切り盛りするのは、農家の長女として生まれながらも一度は家を離れた細見弘子さん(59歳)と、妻の夢を支え続ける夫・薫さん(64歳)。
「家の野菜の美味しさを伝えたい」ーーその思いから始まった夫婦の挑戦と、家族の物語を紹介します。本記事では、店舗情報、アクセス情報、予約方法等についても詳しくご紹介します。
農家の長女として生まれた葛藤と、料理との出会い
箕面市の兼業農家に生まれた細見弘子さんは、三姉妹の長女として幼い頃から「あなたが後継ぎ」と言われ続けて育ちました。
しかし、決められた道を歩くことに窮屈さを感じ、農家を継ぐ未来に前向きになれなかったと言います。
転機は20歳のとき。父・春夫さんが病に倒れ、母・伸子さんは看病と農作業で手一杯に。弘子さんは妹たちの食事を作るようになり、料理の楽しさに目覚めました。
弁当やチャーハンを作ると、妹たちが「美味しい」と喜んでくれるーーその言葉が、彼女の心を支えました。
父の死後、母が農業を継ぎ、弘子さんは憧れだった広告代理店へ就職。そこで出会ったのが、後に夫となる滋賀県出身の薫さんでした。
都会暮らしから実家へーー❝家の野菜の美味しさ❞に気づいた35歳で帰郷
29歳で結婚し、都会のマンションで暮らしていた二人。しかし、年齢を重ねた母のことが気がかりで、弘子さんは35歳の時に実家へ戻る決断をします。
そこで改めて気づいたのが、実家の野菜とお米の圧倒的な美味しさ。
- 「大根はジューシー」
- 「人参は味が濃い」
- 「お米は噛むほど甘い」
幼い頃から当たり前に食べていた味が、実は特別なものだったと気づいた瞬間でした。
この再発見が、弘子さんの心に新しい夢を灯します。
「この美味しさを多くの人に伝えたい。農家レストランをやりたい」
野菜ソムリエ資格取得、カフェ学校へーー夢を形にする準備期間

農家を継ぐことに抵抗があった過去とは対照的に、弘子さんは農家レストラン開業に向けて積極的に動き始めます。
- 野菜ソムリエ資格を取得
- カフェ学校に通い、料理と店舗運営を学ぶ
一方、イベント運営会社に勤めていた夫・薫さんは早期退職し、
「店をやるなら、家でやればいい」
と背中を押してくれました。
築120年の母屋を改装し、2022年ーー
「農家の台所 みのすけ」が誕生します。
週末限定・完全予約制のコース料理ーー❝農家の本気❞を味わう贅沢時間

「みのすけ」のランチは金・土曜のみ。完全予約制で、コース仕立ての料理が提供されます。
◆コース内容の一例
- 季節野菜のサラダ
- 前菜盛り合わせ
- 自家製野菜を使ったメイン料理
・豚と旬野菜のせいろ蒸し
・100%ビーフハンバーグ - 土鍋で炊き上げる自家製米「ヒノヒカリ」
- 野菜の佃煮・浅漬け
- 野菜たっぷり味噌汁
特に人気なのが、客席で炊き上げる土鍋ご飯。
ふっくら、つやつや、甘みが強いーー
「美味しい!味が違う」とお客さんが驚くほど。
これらの料理をすべて一人で作り上げてるのが弘子さん。
丁寧な手仕事が、料理の味にそのまま表れています。
畑を守る夫・薫さんーー夫婦でつくる❝農家レストラン❞の形
店の前に広がる畑では、薫さんが野菜を育てています。
ブロッコリー
色とりどりのニンジン
芽キャベツ
野菜の葉物野菜
芽キャベツは衣をつけてフライにし、ソースと鰹節をかけると「たこ焼き風」に。
見た目はたこ焼き、味はお好み焼きというユニークな一品に仕上がります。
夫婦で役割を分担しながら、
「美味しい野菜とお米を味わってほしい」
という思いを形にしているのです。
家族に支えられながらーー❝農家を継ぐこと❞が希望に変わった
かつては重荷だった「跡継ぎ」という言葉。
しかし今、弘子さんは胸を張って農家として生きています。
家族の支え、夫の理解、そして実家の野菜の美味しさ。
そのすべてが、彼女の人生を優しく後押ししました。
「農家の台所 みのすけ」は。
家族の物語が詰まった温かな食堂です。
店舗情報
- 店名:農家の台所 みのすけ
- 住所:大阪市箕面市小野原西2丁目11-47
- 電話:072-729-6155(10:00~17:00)
- 営業日:金曜・土曜(週2日営業)
※農作業の兼ね合いで変更させていただく場合がございます。 - 営業時間:11:30~16:00(フードロスを考え完全予約制)
※ご予約時または利用日の一週間前までにメイン料理をお決めいただきお申し付けください。 - 予約方法:公式SNS・電話など
- 座席数:1日14名限定(お席が混み合うことはありません。)
- 公式サイト:農家の台所 みのすけ
- 公式Instagram:農家の台所 みのすけ
アクセス情報
- 阪急千里線北千里駅より徒歩20分
- 北千里駅より阪急バス小野原南下車徒歩7分
- 駐車場あり(4台分)
※来来亭小野原店さんを目指してきてください。来来亭さんの角の路地を入った突き当りが駐車場です。自転車の方は門扉を入って左の軒下に置いてください。
まとめ
❝家の野菜の美味しさを伝えたい❞という思いから始まった、細見弘子さんと薫さんの農家レストラン「みのすけ」。
週末だけ開く特別な空間で、採れたて野菜と炊き立てご飯を味わう時間は、まさに❝農家の本気❞を感じる贅沢そのものです。
農家の長女としての葛藤、家族の支え、夫婦の挑戦ーー
そのすべてが詰まった温かな物語とともに、ぜひ一度訪れてみてください。


