2025年7月5日の「人生の楽園」では、「自分の手で器を作りたい」と始めた陶芸の道で、伝統工芸士になった今も、自然と動物に囲まれた暮らしの中で、使うひとの心に寄り添う焼きものづくりを続ける陶芸家・根元典子さんをご紹介します。本記事では、茨城県常陸太田市の静かな里山に佇む「ねもと工房」陶芸家・根元典子さんの人生と器づくり、店舗情報やアクセス情報を詳しくご紹介します。
笠間焼とは?暮らしに根差した器の魅力

笠間焼は、江戸時代中期に始まった茨城県の伝統工芸。食器や花器など、日常使いに適した「暮らしの焼き物」として親しまれています。素朴で温かみのある風合いが特徴で、現代のライフスタイルにも自然に溶け込みます。
陶芸家・根元典子さんの人生と転機
水戸市出身の根元典子さんは、幼い頃から陶芸に親しんできました。結婚・出産・離婚を経てシングルマザーとして多忙な日々を送りながらも、陶器店で出会った一枚の器に心を奪われ、「自分でも作ってみたい」と一念発起。笠間焼の名匠・諏訪幸雄さんに師事し、陶芸の道を歩み始めました。
師匠との出会いと伝統工芸士への挑戦
小皿を同じ大きさで何枚も作る基礎から始め、地道に技術を磨いた典子さん。2020年には常陸太田市に「ねもと工房」を開設し、2025年には茨城県で23人目、女性では2人目となる笠間焼・伝統工芸士に認定されました。
「ねもと工房」の作品と猫モチーフの人気
「ねもと工房」では、日常使いに適した器を中心に制作。特に猫をモチーフにした茶香炉や茶碗は、遊び心と実用性を兼ね備え、女性ファンを中心に人気を集めています。どの作品にも、土と向き合う丁寧な手仕事の温もりが宿っています。
古民家での田舎暮らしと動物たちとの日常
築60年の古民家で、パートナーの藤田博美さんと共に暮らす典子さん。畑で野菜を育て、犬・猫・ウズラ・烏骨鶏と共に過ごす日々は、自然と調和した穏やかな暮らしそのもの。こうした生活が、器づくりにも深く影響を与えています。
店舗情報とアクセス方法
店舗名:ねもと工房(Nemoto Koubou)
所在地:茨城県常陸太田市(詳細非公開)
アクセス:JR常陸太田駅から車で約15分。自然豊かな里山に位置しています。
営業日・時間:不定期(訪問前に要確認)
Instagram:norikonemoto0306
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備考:展示販売やイベント出店が中心。最新情報は地域の観光案内所やイベント情報をご確認ください。