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人生の楽園 【福岡・福智町】定年後に夢を叶えた木のおもちゃ職人ーー「木工屋 一郎工房」に宿る温もりと人生物語

ご紹介

2026年6月6日放送の「人生の楽園」は、のどかな山あいの町に、木の香りがふわりと漂う小さな工房が舞台です。
その名は「木工屋 一郎工房」。店主は、元小学校教師の堀田一郎さん(66歳)。
長年の教員生活を終え、定年後にようやく叶えた❝木工房を開く❞という夢。

その背景には、25歳の京都での出会い、家族の笑顔、教え子たちとの思い出、そして木工へのゆるぎない情熱がありました。

本記事では、一郎さんの人生を変えた「組み木」との出会いから、工房が地域に愛される場所になるまでの物語を丁寧に紐解きます。

また、店舗情報、アクセス情報等についても詳しくご紹介します。

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25歳の京都で出会った「組み木」が人生を変えた

25歳の頃、京都を一人旅していた一郎さんは、観光の途中で偶然立ち寄った小さな工芸店で足を留めました。
棚に並んでいたのは、木のパズルのように組み合わさった「猫の組み木」。

二匹の猫が寄り添うように形作られたその作品は、木目の美しさと柔らかな曲線が印象的で、どこか温かい物語を感じさせるものでした。

「どうやって作るんだろう」
「自分にも作れるだろうか」

その瞬間、一郎さんの胸に小さな灯が灯りました。
教師としての道を歩み始めたばかりの若者にとって、この出会いは❝人生のもう一つの可能性❞を静かに示すものでした。

のちに工房を開くまで続く、長い木工の旅は個々から始まったのです。

家族のために始めた木工が❝生きがい❞に変わる

29歳で智恵さんと結婚し、4人の子どもに恵まれた一郎さん。
長女・舞さんが生まれたとき、「娘のために特別なひな人形を作りたい」と思い立ち、初めて糸鋸を購入しました。

慣れない工具に戸惑いながらも、夜遅くまで作業を続け、完成した組み木のひな人形は素朴ながらも温かみのある作品に仕上がりました。

その達成感と家族の喜ぶ顔が、一郎さんの心を大きく動かします。

「もっと作りたい」
「木工は自分の生きがいになるかもしれない」

そこからは、子どもたちのために木馬やブランコ、積み木などを次々と制作。
早朝から作業を始めてしまい、工具の音で智恵さんに叱られることもあったほど、木工は生活の一部になっていきました。

家族の笑顔が、一郎さんの創作意欲をさらに強くしていったのです。

教師としても木工を伝えたいーー木工クラブの立ち上げ

木工の魅力を知れば知るほど、「子どもたちにもこの楽しさを伝えたい」という思いが強くなっていきました。

そこで一郎さんは、当時勤めていた小学校の校長に直談判し、「木工クラブ」を立ち上げます。

クラブでは、子どもたちが自分の手で木を削り、形にしていく喜びを感じられるよう、道具の使い方から丁寧に指導。

最初はぎこちなかった子どもたちも、作品が完成する頃には目を輝かせ、「先生、もっと作りたい!」と声を上げるほど夢中になっていきました。

しかし、53歳で教頭に昇任すると、事務仕事が増え、子どもたちと向き合う時間が激減。
その変化は一郎さんにとって大きなストレスとなり、心が疲れていくのを感じていました。
そんな時、支えとなったのが、やはり「組み木」でした。

木を触り、形を作る時間が、一郎さんにとって心を整える大切なひとときになっていったのです。

定年後の夢を叶えるため、こっそり準備を進めた日々

出展元:Instagram

「定年後は必ず木工房を開く」

その思いは年々強くなり、一郎さんは少しずつ準備を始めました。
とはいえ、家計に負担をかけるわけにはいかないため、道具は小遣いをコツコツ貯めて購入。

工房に必要な電灯や換気扇も、自分で配線し取り付けるなど、まさに❝手作りの工房❞を少しずつ形にしていきました。

智恵さんは最初こそ驚いたものの、一郎さんの情熱を理解し、次第に応援するようになりました。

夫婦で相談しながら工房のレイアウトを決め、作品を並べる棚を一緒に作るなど、夢を共有する時間が増えていきました。

そして2020年4月、ついに『木工屋 一郎工房』がオープン。

長年の夢が叶った瞬間でした。

木で作れるものは何でもーー地域に愛される工房へ

工房には、木のおもちゃだけでなく、キッチン用品、生活雑貨、インテリア小物など、さまざまな作品が並びます。

「木で作れるものなら何でも作る」という一郎さんのスタイルは、訪れる人々の❝欲しい❞に応える柔軟さから生まれたものです。

地域の人々は、一郎さんの作品に❝温かさ❞を感じると言います。
それは、木の質感だけでなく、一郎さんの人柄や、作品に込められた想いが伝わるからでしょう。

工房を訪れた子供が「これ、先生が作ったの?」と目を輝かせたり、年配の方が「昔の木のおもちゃを思い出すね」と懐かしむ姿も見られます。

工房は、ただ作品を販売する場所ではなく、地域の人々が集まり、会話が生まれ、笑顔が広がる❝温もりの拠点❞となっているのです。

店舗情報

  • 店名:木工屋 一郎工房
  • 住所:福岡県田川郡福智町金田207
  • 営業時間:10:00~17:00
  • 定休日:月曜日
  • 取り扱い作品:木のおもちゃ、組み木、キッチン用品、生活雑貨、オーダー作品など
  • Instagram木工屋 一郎工房
  • オンラインショップICHIROKOUBOU’S GALLERY

アクセス情報

最寄り駅:平成筑豊鉄道「金田駅」周辺
車でお越しの方:福岡市内から約1時間半

まとめ:好きなことを続ける力が、ひとを笑顔にする

一郎さんの木工人生は、家族の愛情、子どもたちとの思い出、そして❝好き❞を貫く情熱に満ちています。

定年後に夢を叶え、地域の人々を笑顔にする工房を開いた姿は、多くの人に勇気を与えてくれます。

木の温もりに触れたい方、手作りの優しさを感じたい方は、ぜひ福智町の「木工屋 一郎工房」を訪れてみてください。

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