2026年9月26日放送の「人生の楽園」は、河内拓馬さん・友紀乃さん夫婦が主人公です。舞台は長崎県東彼杵郡波佐見町。日本の棚田百選「鬼木棚田」を望む高台に佇む古民家宿「oniwa」は、東京から移住した建築士夫妻が❝子どもの頃の夢❞を形にした場所です。地域の人々の思いを受け継ぎながら、昔の暮らしの豊かさと現代の快適さを融合させた宿づくり。その背景にある、人生の転機と深い原体験を紹介します。本記事では、店舗情報、アクセス情報等についても詳しく紹介します。
東京で順調だった建築士人生に訪れた❝問い❞
主人公の河内拓馬さん(45歳)は東京都出身。高校卒業後、父が営む建築会社に就職し、26歳で建築士資格を取得。独立後は妻の友紀乃さん(44歳)と結婚し、2人の子どもにも恵まれました。都内で十問住宅を数多く手がけ、仕事も家庭も順調そのものーーしかし30代半ば、拓馬さんの心にふと疑問が芽生えます。
「このまま東京で、同じような家ばかり建て続けていていいのだろうか」
建築士としての成長、人生の方向性、家族の暮らし方。さまざまな思いが重なり、拓馬さんは❝本当に作りたい家とは何か❞を見つめ直すようになります。
長崎の祖父母の家の記憶が導いた移住の決断
その時心に蘇ったのが、幼い頃に長崎で過ごした祖父母の家。風がすっと抜ける部屋でゴロゴロしていた、あの心地よい時間。現代の住宅にはない、自然と一体になった暮らしの感覚。
「いつかはこんな家で暮らしたい」
子どもの頃の夢が再び強くなり、妻の友紀乃さんも「やってみようよ」と背中を押します。
こうして拓馬さんは波佐見町の地域おこし協力隊に応募し、家族4人で長崎へ移住する決断をしました。
鬼木棚田との出会いーー古民家に宿る地域の思い
協力隊として空き家調査などを行う中で訪れた「鬼木郷」。そこで拓馬さんは、一見の古民家と出会います。
高台に建ち、太い梁、深い柱、土壁ーー現代建築ではほとんど見られない造りが息づいていました。
「自分のデザインで、自分のための家を作ってみたい」
その思いが強くなる中、ある日、古民家の持ち主が拓馬さんのもとへ。
「この家は鬼木のみんなの大事なもの。思いを受け継いでくれる人になら売ってもいい」
地域の人々が守ってきた家を託された瞬間、拓馬さんは「これは運命だ」と感じ、購入を決意します。
夫婦で2年かけたセルフリノベーション
購入後は、夫婦で約2年かけてリノベーション。
古民家の良さを最大限残しながら、現代の暮らしに合うよう丁寧に手を入れていきました。
- 囲炉裏
- かまど
- 五右衛門風呂
- 棚田を望むウッドデッキ
- 土間のある生活動線
- 風が抜ける間取りの再構築
「昔の暮らしの豊かさ」と「現代の快適さ」を両立させるため、建築士としての経験と、夫婦の歓声が存分に生かされました。
体験宿「oniwa」誕生ーー棚田の里で味わう❝昔と今のいいとこ取り❞
2021年12月、体験宿「oniwa」がオープン。
1日1組限定で、鬼木棚田を見下ろす絶景と、古民家ならではの温かい時間を楽しめる宿です。
体験できるのは、どれも❝暮らしそのもの❞
- 囲炉裏での夕食
- かまど炊きの棚田米
- 棚田を望む天空デッキでの朝のコーヒー
- 昔ながらの五右衛門風呂
- 地域の人々との交流
「鬼木郷の思いを多くの人に伝えたい」
その願いが宿の細部にまで息づいています。
店舗情報
- 店名:体験宿 oniwa(おにわ)
- 住所:長崎県東彼杵郡波佐見町鬼木郷1159
- 電話:090-9670-7302
- 営業形態:1日1組限定の古民家宿※大人2名様からご予約を受け付けます。
- 体験内容:囲炉裏料理、かまど炊き、棚田散策、五右衛門風呂など
- 公式サイト:oniwa
- Instagram:古民家民泊oniwa
- Threads:古民家民泊oniwa
※最新情報は公式サイト、SNSをご確認ください。
アクセス情報
- お車にて:
波佐見有田インター下車10分
嬉野インター下車15分 - 公共交通機関:
有田駅よりタクシーにて20分 - 最寄りバス停:
焼物公園前より徒歩30分※ご連絡いただければバス停までお迎えに上がります。
※お迎え可能時間は16時からとさせていただきます。ご了承ください。 - 駐車場:あり
まとめ:棚田の風とともに生きる、理想の暮らし
東京での安定した生活を離れ、子どもの頃の記憶を頼りに長崎へ移住した河内夫妻。
地域の人々の思いを受け継ぎながら古民家を再生し、棚田の里で理想の暮らしを形にしました。
「oniwa」はただの宿ではなく、
❝暮らしの豊かさとは何か❞をそっと教えてくれる場所。
棚田の風、古民家の温もり、地域の人々の優しさーーそのすべてが、訪れる人の心を静かに満たしてくれます。


